リサイクル♻︎しているからエコ活終了✴︎なのではなく、
「使い捨ての量を減らす」工夫をしないと、リサイクルも追いつかず、ゴミが増える一方。
Netflixドキュメンタリー「BROKEN」のEP4「まやかしのリサイクル」を観て、
分かっていたはずのことに改めて気づいたので、
「使い捨てやゴミになるモノを減らす」ヒントになる情報を集めはじめました。
「まやかしのリサイクル」Netflixドキュメンタリー「BROKEN」
学んだ3つのこと:
リサイクルは本当にエコ?
「プラスチックは再生可能でエコな素材」というイメージを植え付けるために、
プラスチックのリサイクルを促進したのは他でもない、プラスチックを製造している会社。
実際は、プラスチックには様々な種類があり、リサイクルするのが難しいものが多い。
ゴミ輸出問題
中国がゴミの輸入を拒否してから、
マレーシアなど東南アジアに輸出されるようになったが、被害が拡大している。
温暖化以前に、プラスチックを燃やすと人体に悪影響を及ぼす。
プラスチックを作る過程
モクモクと人体に害を与える煙が出続ける無数の煙突が立ち並ぶ、
米テキサス州にある世界最大級のプラスチック工場。
周囲に住むのは貧困層の人たち。
「便利」だと言って深く考えずに使っては捨てるプラスチック製品による害は特に、
貧しい人の犠牲の上で成り立っているという構造は、世界的に共通している。
買い物をする際はなるべく天然素材のモノを選ぶ意識はしてきたつもりだが、
このドキュメンタリーを見た後、より問題意識が深まり、
Zero Waste(ゼロウェイスト)という概念に改めて共鳴しました。
Zero Waste タウン上勝町
「Zero Waste」でYouTube検索すると、徳島県上勝町の動画にすぐ辿り着きました。
分別45~60品目の利点
上勝町ではゴミが45品目に分別されている。
http://www.kamikatsu.jp/docs/2017040700010/file_contents/R2betsugideobook.pdf
リサイクル率は80パーセント。
人間が意識を向ければ、ここまでできるんだ!という希望を与えられた。
実際には約60分別くらいされているそうです。
①一番お金がかかる「焼却」の量を減らせる
②リサイクルできるモノが増える(お金になる、処理費用を下げられる)
という利点があるそうです。リサイクル率80%の課題
リサイクルできない残りの20%(素材が混合しているものなど)に関しては、
個人レベルでは不可能だから、生産者の協力も必要。
リデュースが目的
リデュースは減らすこと。
ゴミになるようなものをそもそも生産しないことが重要になる。
リサイクルをしていると、どうすればリデュースできるか
ということも見えてくるはずなので、リサイクルはやっぱり無駄ではないと思いました。
Zero Waste Town Kamikatsu https://zwtk.jp/separate/
私にもできる変化
プラゴミを洗って干す
私は、たまに食べる「スナック菓子の袋くらいは、
燃えるゴミでいいかな」って思っていましたが、
こういう甘い意識がチリ積もって、
ごみ問題に加担しているんだなと反省し、
油を落として乾かしてからプラゴミに捨てるようになりました。
コンポスト
コンポストも再開しようと思いました。
以前は段ボールコンポストでしたが、虫が湧いたので、別の方法を検討中です。
不織布のコンポストバッグが手軽そうですが、
不織布もプラと同じなんだよなと思うとなかなか手が出ない。
ミミズのコンポストは良さそうだけど、
ミミズを見るのはちょっと怖い。
何かいい方法はないだろうか模索中。
量り売り店
都内で量り売りしている店で、ちょっと遠くても、
意識的に買い物をしようと思いました。
例えば:
・三鷹の「量り売りとまちの台所」
・国分寺の「nu by Totoya」
全国の量り売りをしている店をまとめているブログlessplasticlife.comの記事が便利:
ひとりひとりが面倒臭いことをコツコツ続ける
「リサイクルするためのエネルギーは、
プラスチックを作る時以上にかかるから結局エコじゃない」
と先日、彼氏から指摘された。
分別を「正しい行動」としてやっていた自分の意義が一瞬、揺らいだ。
私はエコビジネスに踊らされている鴨なのか?と。
いやいや、でも可燃も資源も一緒くたにしたら、
ゴミを無駄に増やしていることになるという事実には、どうしても納得いかなかった。
ごみ収集までの間、無駄に膨らんだゴミ袋をベランダに保管せざるを得ない状況が第一許せなかった。
彼の言い分も一理あるけど、かと言って「リサイクルに意味はない」とも思えず、
答えを求めて辿り着いたのが、NetflixのドキュメンタリーBROKENの「まやかしのリサイクル」だ。
彼は、燃えるものは全部「可燃ゴミ」として出す。
テイクアウトが多く、生ごみ、古紙、プラスチックなどを同じ袋に入れるから、
一人暮らしなのに20Lのゴミ袋が一日二日で一杯になる。
以前は彼と同棲していた都心の街は、可燃ゴミ袋が指定(有料)はなく、
私も彼と一緒に全部、可燃として出していた。
その後、私だけが引っ越し、ゴミ袋指定の市に住むようになってから、
自然とゴミの分別が身についてきた。
一番意識するようになったのは、
生ゴミとプラスチックと段ボール以外の紙も分別すること。
彼もその後、別のゴミ袋指定の市に引っ越したが、
以前と同じように全部「可燃」として出していることに違和感を覚えた私が
「分別しよう」と言ったら「リサイクルって実はエコじゃない論」を言われた訳だ。
結局、彼はプラスチックなどに超依存した生活を変える気も、
リサイクルをしようとする気もないから、異常なスピードで増えるゴミに圧倒され、
変化を促す私に対して「リサイクルする意味なんかないよ論」を突きつけてきたのだ。
上勝町のゼロウェイストアカデミー役員の女性が言った
「関心のない人達に話を聞いてもらうことが一番大変ですね」がとても刺さった。
私は彼に聞いた。
「ゴミだらけの海岸と、ゴミのない海岸があったら、どっちの方が心が安らぐ?」
すると彼は、
「ゴミのない海岸だけど、ゴミが好きな生物もいるかもしれないじゃん」と返答。
実際、プラスチックを食べる虫も発見されているし、
ゴミを食べるバクテリアも発見されているのは確かだ。
でも、地球がゴミだらけになって一番困るのは、人間なはず。
人間が絶滅したら、ゴミを食べるバクテリアや虫は大喜びかもしれないけど、
人間はそういう地球にしたいわけではないよね?
どんなに理論的で道徳的なことを伝えても、
それを面倒だと感じている人は自分の行動を変えないためにいくらでも言い訳をする。
私の彼氏のように。
でも、習慣を変えることに「面倒臭い」と思うのは仕方ない。
私も上勝町に移住した女性が、洗ったプラスチックの袋を干している様子を見るまでは、面倒でやっていなかった。
豆腐の器とかはやっても、スナックで油ギトギトの袋は捨てていた。
でもお手本を見たら、やっぱそうするしかリサイクルできないよね、
と納得したので「よし、自分もやろう」と思えた。
私の彼も少しづつ行動を変えてくれている。
私が分別を続け「できるところまでやってくれればいいよ」と伝えたら、
プラスチック容器を洗って干すところまで、
お茶の紙パックをゆすいで干すところまではやってくれるようになった。
ひとりひとりが面倒臭いことを少しづつコツコツと行動し続けるしかない。
私が住む近くには、プラスチックの工場も、焼却場もない。
住人による分別の水準も高い地域で、街はゴミ拾いがされてるので比較的に綺麗だ。
恵まれた環境に住んでいることもあり、ゴミ問題について考えようと思わないと考えることもあまりない。
でも、私みたいな暮らしができるのは、国内外で、その負担を背負わされている人々がいる。
有難うと御免なさい。少しでも負担を減らせるように、私も戦うことを宣言する。
私が以前から行っているエコ生活
「えがおの力」マルチ洗剤
知る人ぞ知るエコ洗剤「えがおの力」。
昔は「松の力」という商品名でしたが、その頃から愛用して何年もリピートしています。
最初は500mlの小さいもので試して、次に1L、今は4Lのものを2年で使い切るペースです。
使い切った容器を5回まで入れ替えしてくれる、リデュースの徹底ぶりも気に入っています。
因みにアメリカではDr.Bonner’s(ドクターブロナー)の
オーガニック洗剤を同じように、体から洗濯、掃除まで使います。
銅製の排水溝
備え付けのプラスチックの排水溝から純銅のものに買い変えてから、
ヌルヌルによるストレスから解放されています。
菌が繁殖しにくいということは、
それを落とすための洗剤も使わなくてよく、環境にもいい。
1万円くらいしましたが、本当に良い買い物をしました。
普段、買い物でここまで満足できるものに出会えることって珍しいので、
迷っている人がいたら背中を押してあげたくなる逸品です。
全ての排水溝を銅製にするための助成金があった方がいいんじゃないかと思うほど、
どの家にも導入したほうがいいと思っています。
ヘンプコットン
私は年中、頭から爪先までヘンプコットンで身を包んでいるほどの麻綿マニアです。
上質なヘンプなら100%でもいいのですが、高価なので、
ヘンプ55%コットン45%でできているものが品質と価格のバランスが取れていると感じます。
コットンはあまりエコではないという話を聞きますが、
ヘンプは繊維の中で一番環境に優しく、肌触りが最高なので、年中愛用しています。
ヘンプのない生活は想像できません。
上質なヘンプ商品を扱っている店として知る人ぞ知る「麻福(Asafuku)」さんは外せません。
特におすすめなのが、ヘンプで作るのが難しいソックスです。
「GOHEMP(ゴーヘンプ)」さんはTシャツやパーカーやパンツなどのカジュアルウェアが得意で、
ヘンプを扱う似たようなメーカーに比べて裁縫がしっかりしています。
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