Water Frontのアンブレラ「クイックシャットライトUVブロック折55」は、傘が苦手な私にも「このスペックなら欲しい」と思わせてくれた画期的な逸品。
直前まで候補に上がっていたモンベルのサンブロックアンブレラ55と比較しながら紹介します。
WaterFrontクイックシャットライトUVブロック | Montbellサンブロックアンブレラ |
シェイプメモリー機能←決め手◎ | 折りたたみがフツウに大変✖️ |
本体にロゴ無し←決め手◎ | デカいロゴあり✖️ |
晴雨兼用○ | 晴雨兼用○ |
210g○ | 200g○ |
UV99.99%カット◎ | UV90%以上カット○ |
クラウドホワイト他◎ | シルバー△ |
¥5,390 | ¥6,380 |
心配なレビュー:特になし | 心配なレビュー:コーティング劣化 |
この度、約40年の人生で初めて傘を入手するに至ったのには色んな事情があります。
・まず外国の郊外で育ち、車生活が基本だったからか、傘をさす習慣がなかった。(日本に越して来た頃、通勤通学の人々が傘を持ちながら四谷の坂を登ってゆく光景は、蟻がご馳走様を運んでいるようにも見え、印象に残っている。)
・晴天でも傘を持ってる日本人の姿が大袈裟というか、ちょっと気取ってるようにも映っていた。
・傘をさして無い人からするとかなり危険な突起物だったりするので、そんな迷惑を他人にかけることを自分はしたくないという対抗心も少なからずあった。
・両手を塞ぎたくなくて、ゴアテックスなど用いた登山用の雨具で十分だと思っていた。
・雨の日は基本、外出しなくてもいいライフスタイル。
そんな私がこの度、傘を買うことにしたのは最近、予想以上の雨によって傘の重要性を痛感した出来事があったからです。
その日は友人と都心で落ち合い、行列に並んでチーズのアウトレットセールに行く約束をしていました。
道中、長年愛用してるゴアテックス使用のレインジャケットではどうにもならない横殴りの豪雨でびしょ濡れに。
友人には事情を説明して中止にしてもらいました。
ビルの軒下で雨宿りしながら途方に暮れ、街を見渡すと、普段着で通り過ぎてゆく一般人の涼しげな表情。
外国人観光客でさえ傘をさしていました。「外国の郊外で育って車生活だったから傘を持つ習慣がなかった」のは間違いないのですが、私がまるで「無駄に外国育ちをアピールしたいだけの人」みたいじゃないかと自意識過剰になってしまうほど。
せっかくだから、近所にある以前から気になっていたアジフライ定食が有名な店で昼食をとろうとしたら、雨にも関わらず行列が。
並んでみたけど、雨が顔面に当たるわ、リュックは濡れるわ。
使い捨てプラスチック文化に加担しないよう心がけているけど、背に腹は変えられない。
ビニール傘を求めてコンビニに行ったら700円という価格に怯んでしまった。消耗品に想像以上の値札が。
ここで安物を買うくらいなら、耐久性や機能性の高い傘への資金にまわしたい。
近くにモンベルの支店があり、以前から気になっていたサンンブロックアンブレラを買う時が来たかと思ったら、売れきれ・在庫なしで入荷は3ヶ月後とのこと。
人気商品であることは知っていたけれど、生産が追いついていないほどだったとは。
ネットで買おうとしたら、転売ヤーらが値段を釣り上げていたので、3ヶ月待つ覚悟で電話予約しました。
雨が少しおさまった気がして再びアジフライの店に向かうと行列はなくなっていました。
しめしめと思いきや、本日は終了の看板が。まだ13時半なのに。
すると店主が現れ、1人なら入れますよと言ってくれ、喜んだのも束の間。
アジフライはくたびれた油の味しかしませんでした。
失礼のないように残さず平らげたが、油の品質に敏感な私の胃は案の定、調子悪くなりました。
傘があって、もっと早くに並んでいれば……。
雨(豪雨)の日に傘を持ってないことってこんなにも不便なんだ。追い討ちをかけられた気分で店を後にしました。
それから約1ヶ月後「マツコの知らない世界」の傘を特集した回で、折り畳みが楽な傘としてウォーターフロントの「クイックシャットUVブロック折55」が紹介されました。
晴天兼用傘で、軽くて、ロゴマークがなくて、しかも折りたたみが楽な画期的な造り。
完璧。
予約してたモンベルの傘はキャンセルしました。
実はモンベルのはロゴが本体に大きく書かれているのが好みでなく、長年購入に踏み切れなかった一番の理由。
それに「折りたたむのが大変」というレビューも懸念点でした。
モンベルの傘の存在を知った頃から、一本くらいは持ってみようかと思い直し始めていたのだけれど、それでも購入に至らなかったのは、クイックシャットライトUVブロックに出会うまで「コレだ!」という商品がなかっただけだったことに気付きました。
それもそのはず、同商品は今年2024年春の新商品らしい。
https://www.youtube.com/watch?v=xBXfOa3wjYw
私の理想とする傘の条件(晴雨兼用、軽い、ロゴなし、折り畳みやすい)を満たすものが今年2024年にやっと市場に登場したことは嬉しいと同時に、とても不思議なことです。
まず、折りたたみが楽な折りたたみ傘が、以前はなかったというのが一番意外。こんなに傘の利用率が高い国民性なのに。
なんでもっと早くにシェイプメモリー機能が開発されなかったのでしょう。
「開発にはそれほどの時間がかかる大変な機能なんですよ」というストーリーがあれば是非聞きたい。
スペック面での品定めした後も実物を見てから買いたいと思っていましたが、取扱店が意外と近くにありませんでした。
そうこうしているうちにフリマアプリで新品が定価より安く出品されたのを発見したので思わずポチりましたが、Amazonの方が更に数百円安かった。
実物は予想以上に軽い。それだけに4mの風が吹くような日だとグラグラし、やや持ちにくい。
でも晴れた日、シルバーの傘を刺していた人がいて見たら案の定、モンベルのロゴが入っていたのを見て、やっぱりロゴなしで落ち着きのあるオフホワイトのウォーターフロントの傘にして正解だと思った。
クイックシャット機能のデビューと共に私も傘デビューできて、大人の階段をまた一段登れた気がます。
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