短いから、集中力が続かない性格でも大丈夫。
ならばショートフィクションでも良いだろうと思うかもしれないが。
実話に基づいてるから、いいの。
現実は小説より奇なりとはよく言い当てた言葉で、現実に基づいてるだけでも価値が上がると感じる。
以前は中村うさぎさんのエッセイ(「セックス放浪記」に影響を受けてハプバーで働いたことも)にハマっていた。LiLyさんの恋愛エッセイも、ガールズトークするように読んでた。
最近は恋愛に興味がなくなったからか、テイストが変わり、益田ミリさんや又吉直樹さんのエッセイが読み易い。
恋愛にまつわる話もあるけど、それがメインじゃないのがいい。
激しくなくて、ほのぼのした日常の中に複雑な感情やちょっと笑える瞬間が描かれてるのがいい。
今日は、益田ミリさんの『今日のおやつは何にしよう』を外出のお供にした。
読み進めていくうちに「おやつに関係ないことが書かれてるエッセイも多いよな」と気づいた。
私のブログも、性被害のトラウマ克服や児童性虐待防止のために……という意気込みで始めたけど、食のことが大半になってしまってるなと気づき、少しモヤモヤしていたところだった。
私の場合、トラウマとグルメが人生の表裏一体になってるから、仕方ないんだけど。たぶん、その複雑な構造が読者に伝えられるまでには時間がかかりそう。
大事なのは、毎日書き続けること。作家になるには、一日何千文字書かないと、思っていたけど、益田ミリさんのエッセイみたいに毎回、サクッと終わってもいいじゃないか。
私は長い小説より短いエッセイの方が読み易くて好きなんだから、自分が書くものも短くて良いじゃん。(自伝的小説は挑戦し続けていて、コミックエッセイにしてインスタで公開しています)
ブログを始めた時に決めたテーマについて毎回書かなくても良いじゃん。
そんなことを考えさせられ、肩の荷が少し軽くなった気がした。